3/1開催の同会についてです。
以前からボルヘスを読む方々に出会いたいなあと思っており、なので今回は満を持しての企画なのでした。わたし自身ボルヘスに詳しいわけでは全くないのですが、好きと言われる方々は、みなさんとても良い鼻をしてらっしゃるように思います。なのでそういった方々が、どういう風に世界を見て、どういう風にご自分の人生を生きてらっしゃるか、またさらに集まったらどうなるのか、にとても興味がありました。
当日はいろんなことが想像以上に楽しくて、会の最中に参加者の方から「すごく居心地が良い」とのお言葉をいただき、主催として大変うれしく思いました。
会ではまた、物語の構造や西洋文学との比較についてなどの様々な意見や、関連する書籍についての話しも出て、活発な話し合いがなされました。
今回は読書メーターを中心に集客をしました。
今後もまだ見ぬ、似た心のかけらを持った方々と出会えていけたら、そうして互いにあれこれ交換しつつ、共に今の時代を生きていくことができたら、とてもありがたいことだと思っています。
以下は参加者のお一人、若き小説家Fさんの当日の日記です。
(Fさんは日々詳細な日記をつけてらっしゃいます)
http://sowhatkob.hatenablog.com/entry/2014/03/02/224215
後半はずいぶん酔っぱらっちゃったようです。。
【当日話題に上った本】
・藤枝静雄「田紳有楽」
・カフカ「城」
・「ジョジョの奇妙な冒険」→読むなら四部からがオススメ。
・金井美恵子「柔らかい土をふんで」
・武田百合子「富士日記」
・フーコー「監獄の誕生」
・ガルシアマルケス「族長の秋」
相談にのっていただいたYさん、急遽買い出しを引き受けてくださったSさん、またいらしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。(そしてインターネットにも大きな感謝を!)
次回は桜の散る頃、おそらく4月前半に坂口安吾「桜の森の満開の下」を屋外で読めたらと考えております。花見を兼ね、場所は小金井公園か井の頭恩賜公園、桜の散る中で読めたらうれしいです。
*写真は去年の10月ヴェネツィアにて、街角のギャラリーを撮影したもの
2014.3.1 (sat)ボルヘス「アステリオーンの家」を読む
計7名で開催。
【関連】
→ 囚われの王国に含まれるということ。── ボルヘス「アステリオーンの家」を読む。(彫刻家ヘンク・フィシュのテキストとともに)