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This article was written on 15 12月 2013, and is filled under - 朗読読書会, イベント.

【朗読読書会】朗読お試し会 | 芥川龍之介「蜃気楼」 ── 陸と海の境界に立ち現れるもの (アンリ·マティス「The Cliffs of Étretat」参照)


開催予定 | 2013.4.17 19:00- ( 国立本店にて )

持ち物 | おすすめしたい本。食べたいもの、飲みたいもの。
テキスト | 芥川龍之介「蜃気楼」

tensen5
こんばんは。
お知らせしていた朗読お試し会についてです。

輪読はあれこれ悩んだ結果、芥川龍之介の「蜃気楼」にしました。
モダンな感じの短編で、わたしはマチスの崖と打ち上げられた魚介類の連作「The Cliffs of Étretat」を連想しました。
http://p.tl/mUlm

ぐにゃっとした海藻や魚や貝。マチスはこのテーマで何枚も描いています。これらのシリーズと芥川龍之介の「蜃気楼」と、いずれも海辺という陸と海の境界に立ち現れる、得体の知れないものが主題ではないかと思っています。

「The Cliffs of Étretat」シリーズが描かれたのは1920年で、「蜃気楼」が書かれたのは1927年、その半年後に芥川龍之介は自死します。
2013年の国立で「蜃気楼」の輪読を通し、その場に立ち現れるものをみんなで見てみたいと思いました。

 
※「蜃気楼」は青空文庫にあります。
 事前にテキストに目を通したい方はご一読ください。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/147_15135.html

輪読中の音楽は、芥川龍之介と同時代の作曲家サティを、ラインベルト・デ・レーウのピアノでと考えてます。とてもゆっくりなサティです。
http://p.tl/mpbl

 

tensen2
【関連】
→ Event report | お試し会の感想(blog)


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